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軽便資料館に入場6万人 与那原 琉大生3人に記念品


軽便資料館に入場6万人 与那原 琉大生3人に記念品 軽便与那原駅舎展示資料館の来館者6万人目として記念セレモニーに参加した(右から)津覇梨鈴さん、澤岻南々帆さん、平敷祐子さんと、与那原町の照屋勉町長=9日、与那原町与那原
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 【与那原】県鉄道(軽便鉄道)与那原線が1914年12月1日に開通したことにちなみ12月9、10の両日、与那原町与那原の軽便与那原駅舎展示資料館で記念イベントが行われた。その一環で、資料館の来館者6万人達成のセレモニーがあり、琉球大生の澤岻南々帆さん=写真右から2人目、平敷祐子さん=同3人目、津覇梨鈴さん=同右端=に記念品が贈呈された。
 3人は琉大人文社会学部に所属し、学生8人でつくる「与那原もりあげ隊」のメンバーとして7月から同資料館の知名度を上げる活動を始めている。リーダーの澤岻さんは「この資料館には10回以上来ている。軽便鉄道の歴史を調べて、沖縄に立派な鉄道があったことを知った。鉄道と人とのつながりを伝えていきたい」と話した。
 平敷さんは「10月に『もりあげ隊』に参加し、今回初めて来館した。それが6万人目に当たってうれしい」と笑顔を見せた。津覇さんは「来年は来館者が2倍になっているよう、活動を頑張りたい」と決意を語った。
 記念イベントでは他にミニシンポジウムや与那原線をたどるウオークなど、多彩なイベントがあった。 (岩崎みどり)