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大山さん 八重山毎日文化賞 正賞 宮良長包を長年研究


大山さん 八重山毎日文化賞 正賞 宮良長包を長年研究 八重山毎日文化賞正賞のメダルを授与される大山伸子さん=12月16日、石垣市の南の美ら花ホテルミヤヒラ
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 【石垣】石垣市出身で沖縄キリスト教短期大学名誉教授の大山伸子さんが12月16日、八重山毎日新聞社主催の「第39回八重山毎日文化賞」正賞を受賞した。作曲家・宮良長包作曲全集の出版と綿密な調査研究が評価された。
 琉球新報社は宮良長包生誕140年を記念して、大山さんが著した「増補改訂 宮良長包作曲全集」「宮良長包作品解説全集」の2冊を発刊している。
 大山さんは受賞スピーチで「戦禍に埋もれた長包の作品に光を当てたいとの思いで取り組んできた。長包メロディーは八重山の宝、世界の宝。これかららも研究を続けていきたい」と決意を新たにした。選考委員長の波照間永吉さんは「今後の長包研究の基礎であり、最高到達点だ」と大山さんの功績を高く評価した。 (照屋大哲)