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政府の戦争準備に抗議 沖縄相視察、宮古の市民団体


政府の戦争準備に抗議 沖縄相視察、宮古の市民団体 自見英子沖縄担当相の視察に抗議の声を上げるミサイル基地いらない宮古島住民連絡会のメンバーら=10日、宮古島市平良の平良港(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宮古島】自見英子沖縄担当相が宮古島市内を視察したことを受け、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会のメンバーらは10日、視察先の下地島空港や平良港で「空港や港湾の軍事利用を進めるな」などと抗議の声を上げた。連絡会の清水早子共同代表は「政府は空港や港を特定重要拠点の候補にするなど、着々と戦争の準備を進めている。視察もその一環だ」と危機感をあらわになした。 
 政府は安全保障上で必要性が高い空港や港湾など民間インフラ施設を指定する「特定利用空港・港湾(特定重要拠点)」の候補として、宮古島市の宮古空港や下地島空港、平良港などを挙げている。
 連絡会のメンバーは「下地島空港・宮古空港の軍事利用反対」などと書いた横断幕を掲げ、抗議した。清水共同代表は「辺野古の新基地建設と先島の軍備強化は連動している。政府が進める戦争の準備に抗議しないといけない」と強調した。 (友寄開)