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コミュニケーション力、更新を 上江洲仁美(南部報道グループ)<ゆんたくあっちゃ~>


コミュニケーション力、更新を 上江洲仁美(南部報道グループ)<ゆんたくあっちゃ~>
この記事を書いた人 Avatar photo 上江洲 仁美

 昨年12月、南城市長のセクハラ疑惑に関連した取材を通して、コミュニケーション力を更新する大切さを感じた。セクハラは女性から男性、同性に対する発言なども対象になる。容姿や身体に関する発言、冗談のつもりのいじりなど、言われた側は笑えないこともあるだろう。

 市長はねぎらう意味で被害を訴える元運転手女性の「肩をたたいた」と主張する。他の職員の肩をたたくこともあるというが、それ自体アウトだ。人事院によると、身体への不必要な接触は、性別にかかわらず、慰労のつもりでも相手が不快に感じる場合があり、セクハラになり得るとしている。セクハラの事案については「世代間の認識が違うからしょうがない」という意見もあるが、公的職場のトップに立つ者としてセクハラを含むハラスメントの認識を更新することは責務だ。

 取材先で初対面の70代や80代の男性に独身か聞かれたことあり、モヤっとした。相手はあいさつがわりに聞いたのかもしれないが、その方向でしか相手を知れないと思っているのであれば会話の幅を広げる努力が必要だ。

 私も気軽に「かわいい」と言ってしまう。自己のコミュニケーションの取り方も見直し、もし次回違和感のある質問をされたら「それよくないですよ」と勇気を持って指摘したい。

(与那原町、南城市、粟国村、渡名喜村)

私が書きました
上江洲仁美 南部報道グループ