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パインの葉でオーナメント/国頭/ワークショップに15人参加


パインの葉でオーナメント/国頭/ワークショップに15人参加 パイナップル葉繊維を活用したオーナメント作りをする参加者ら=13日、国頭村の安波地区公民館
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 【国頭】循環型社会の実現を目指して事業を展開するフードリボン(宇田悦子代表)は13日、パイナップル葉繊維のオーナメント(装飾品)作りのワークショップを安波地区公民館で開催した。安波区民のほか村内他地域の住民も含め15人が参加。和やかに交流しながらオーナメント制作を楽しんだ。
 フードリボン繊維事業統括マネジャーの長谷場咲可さんが講師を務め、同社の秋山美紀さんがサポートした。
 長谷場さんは「捨てられるはずのパインの葉から取り出した繊維を使って、環境に優しいすてきなオーナメントを一緒に作りましょう。完成した作品を商品化する気持ちで取り組んでほしい」とあいさつした。同社の取り組みを映像などを通じて紹介し、これまで資源として考えなかった身の周りの素材に目を向けて、価値あるものを紡いでいくことの大切さを伝えた。
 材料は、天日干しして乾燥したパインの葉。ワイヤブラシで繊維を取り出して毛並みを整える作業から始まり、繊維取り出し時の残りくずも活用した。出来上がった繊維とヤンバルクイナやノグチゲラ、安波の特産農産物のパインを彫り込んだ木版をつなぎ合わせて仕上げた。
 参加した玉城てるみ安波区長は「地域の特産品であるパインで作った商品として、共同店で販売できるように頑張って作りたい。地域の特産品としてみんなで楽しくユンタクしながら制作につなげたい」と話した。
  (新城高仁通信員)