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久高島向け「祈りの島」合奏/東風平中・安岡中/C→BRASSと合同練習


久高島向け「祈りの島」合奏/東風平中・安岡中/C→BRASSと合同練習 合同練習で「祈りの島」を演奏するC→BRASSウイングオーケストラの団員と東風平中、安岡中の生徒=(28)日、八重瀬町東風平の東風平中学校
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 【八重瀬】C→BRASS(シーブラス)ウインドオーケストラ(那覇市)、八重瀬町立東風平中と那覇市立安岡中の吹奏楽部による合同練習が12月28日、東風平中で行われた。C→BRASSが公募し、完成したばかりの楽曲「祈りの島」を合奏した。同曲は南城市の久高島を題材としている。合同練習では、久高島からのネット中継もあり、参加者全員で島の雰囲気を感じた。
 C→BRASS団員17人、東風平中、安岡中の1、2年生計30人が参加。指揮は、C→BRASSのユース(青少年の部)で指導する〓江州奈(だい)さんが務めた。久高島からの中継は理事の木村義朗さんが務め、島の聖地のフボー御嶽やイシキ浜を歩いて景色を紹介。その様子は練習会場の大型モニターに映し出された。木村さんは「島の雰囲気は言葉で伝えられない。それを伝えたい」と話した。
 約1時間半の練習の後、全員で「祈りの島」を演奏した。久高島の美しく厳しい自然、厳かな雰囲気が表現され、見学していた保護者ら関係者から拍手が上がった。
 練習を終えて安岡中2年の新垣桃さんは「プロから練習方法を教えてもらえた。曲の演奏は難しかったけど、楽しかった」と話した。東風平中2年の金城杏芽吏さんも「大人数で練習できて新鮮だった。これからの活動に生かしたい」と話した。
  (岩崎みどり)