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性暴力のない社会訴え 沖縄市、フラワーデモ開始1年


性暴力のない社会訴え 沖縄市、フラワーデモ開始1年 花を持って性暴力の根絶を静かに訴える参加者ら=12月22日、沖縄市の胡屋十字路
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】花を手に性暴力の根絶を訴える「フラワーデモin KOZA」が沖縄市の胡屋十字路で始まってから、12月22日で1年となった。小雨が降る中、交差点に有志が集まり、被害者に寄り添う気持ちや性暴力への抗議を静かに発信した。主催者によると、1年間で延べ100人が参加した。
 フラワーデモは花を手に、無言で抗議する「サイレントスタンディング」を通して性暴力のない社会の実現を目指す。デモが1年を迎え、共同主催者の鎌田一邦さん(72)は「足を止めてデモについて聞いてくれる人も増えてきた」と語る。
 22日は5人が集まり、ハイビスカスや菊、カーネーションを手にデモを行った=写真。
 フラワーデモin KOZAは月に1度、第4金曜日の午後6時半から沖縄市の胡屋十字路で実施している。 (名嘉一心)