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宮森の事故忘れない 沖縄・島袋小で平和劇


宮森の事故忘れない 沖縄・島袋小で平和劇 生前に宛てた手紙を読む母親(右)と、回想シーンのアキラ(蔵當琉久さん)=12月17日、沖縄市立島袋小学校
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 【沖縄】沖縄市立島袋小学校(松田忠校長)の学習発表会で12月17日、5、6年生45人が平和劇「アキラ、風を切れ!」を同校で上演した=写真。
 「石川・宮森630会」から聞き取りを行って脚本を作ったため、同会会員4人を招待した。観劇した久高政治会長(75)は「9月にフィールドワークで現地へ訪れ、一生懸命調べてくれた。体験を基にした作品なので真に迫る内容だった」と称賛した。
 小学生時代のアキラを演じた與那嶺晃さん(12)は「どれだけ悲しい思いをしたのかを演じるのが難しかった。事故が忘れられないようにしたい」と話し、中学から大学生時代を演じた蔵當琉久さん(12)は「事故の思いや悲しみを考えながら演じた」と述べた。(喜納高宏通信員)