【沖縄】気体の膨張・収縮を利用するスターリングエンジンを載せた車の性能を競う、第27回スターリングテクノラリーがこのほど、茨城県で開催され、美里工業高校機械工作部が機体の速さを競うMクラスと宙返り垂直ループの回転数を競うMAクラスで優勝し、MAクラスでは3連覇を達成した。MAクラスでは大会新記録となる993回転を達成し、2位のチームとは200回以上の差をつけての優勝となった。
大会は複数エントリーが可能で、MクラスとMAクラスでは他の機体も複数5位以内に入るなど、優秀な成績を収めた。
同部は1年生1人、2年生3人、3年生7人の計11人が所属しており、大会に出す機体は、それぞれ部員全員で作り上げたものだという。
同部顧問の波照間英伴さんは「今回の機体の制作にはほとんど関わらず生徒たちの力で成し遂げてくれた」と喜んだ。
機体のタイムや持久力は主に機体の重さや重心、部品の締め具合などで変わり、試行錯誤を繰り返すことで、理想の機体を作り上げることができるという。
同部主将の長田萩斗さんは「1年生の頃からやってきて、先輩にも多くのことを教わった。後輩たちもこの達成感を味わえるように頑張ってほしい」とエールを送った。 (福田修平)
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美里工高 全国3連覇 スターリングテクノラリー MAクラス 回転数で大会新記録
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琉球新報朝刊
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