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琉球独自の「堆錦」紹介 浦添市美術館、5月26日まで


琉球独自の「堆錦」紹介 浦添市美術館、5月26日まで 来場を呼びかける金城聡子学芸員 =12日、浦添市美術館
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 【浦添】浦添市美術館の2023年度第3期常設展「デコれ!堆錦(ついきん)」展が3日から始まっている。5月26日まで。
 顔料に焼いた漆を混ぜて塊にした「堆錦餅」を薄く伸ばし、漆器の表面に貼り付ける琉球独自の技法「堆錦」の歴史などを紹介し、技を極めた名工作品のほか次世代を担う学生や卒業生の斬新なデザインの堆錦作品を展示している。
 金城聡子学芸員は「沖縄独特の技法である琉球王国時代や現代アートの堆錦など、バリエーション豊かな作品を楽しめる」と来場を呼びかけている。
 3月23日には漆芸家、宇良秀明講師による「堆錦のはなし・実演」も予定している。
 (喜納高宏通信員)