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渡嘉敷で児童と交流 近畿大・西尾ゼミ学生18人


渡嘉敷で児童と交流 近畿大・西尾ゼミ学生18人 校門で朝のあいさつで出迎える学生=6日、渡嘉敷小中学校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【渡嘉敷】近畿大学総合社会学部の、西尾雄志教授ゼミの学生18人が4~7日、渡嘉敷合宿(エリア実践)を渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家や渡嘉敷小中学校、阿波連小学校で実施した。「コロナ禍で喪失した地域交流からの学びときづきの復元」をテーマにした。引率指導は西尾教授、北見靖直同大非常勤講師(国立能登青少年交流の家所長、国立立山青少年自然の家所長)が務めた。
 渡嘉敷小中学校に14人、阿波連小学校に6人が訪問した。登校時の子どもたちをあいさつで迎え、各学年に2~3人を配属して終日、教諭の授業の支援プログラムを体験した。小学校1年生では幼稚園児5人の体験入学の支援活動を行った。
 夜間の児童・生徒や住民との地域サービス交流の一環で、公民館プログラムも開いた。映画上映会や宿題のお手伝い祭り、たこ焼きパーティーなどで交流を深めた。村役場を訪問し、新里武広村長と移住をテーマにトークセッションを行った。
 渡嘉敷小学校で支援活動をした宮田茉凜さん(19)は「子どもたちはあいさつも良く、先生への質問など多く見られ、和気あいあいとした雰囲気で授業が行われていた」と話した。中学校を支援した是澤大地さん(21)は「生徒一人一人に丁寧な指導が行われ、生徒同士が仲良くしていたのが印象的だった」と振り返った。 (米田英明通信員)