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ボランティア 話して活性化 那覇、学生団体が交流会


ボランティア 話して活性化 那覇、学生団体が交流会 活動内容を報告し合うボランティア団体のメンバーら=1月31日、なは市民活動支援センター
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 【那覇】なは市民活動支援センターは1月31日、ボランティア活動に関わる20代以下の若者を対象とした「ボランティア・市民活動交流会」をなは市民活動支援センターで初開催した。高校生、大学生37人と、30代以上の若者応援団30人の計60人が参加、互いの活動内容を報告するとともに活動をより活発化するための方策などについて議論した。交流を通して各個人、団体とも士気を高め合った。
 交流会には、県内で活動する七つの学生団体(那覇国際高校ボランティア部、興南高校アクト部、JRCインターアクト部、沖縄尚学高校地域研究部、沖縄大学ぼらさぽ、沖縄国際大学Uni、琉球大学VONS)が参加し、「活動する上で、あったらうれしいもの」をテーマに議論した。
 参加者からは「地域や社会のことを知る機会や場所が少ない」との意見や、「分からないことを気軽に相談できる場所やコーディネーターがほしい」などの要望が出た。ある大学生からは「駐車場料金が負担なので支援があったらありがたい」との意見も出された。
 沖縄大学ぼらさぽの大湾南緒さん(22)は「想像していた以上に多くの若者が、さまざまな取り組みを行っていることを知った。良い刺激を受けた」と話した。沖縄国際大学Uniの浜田恭行さん(23)も「正直に悩み事を話すことができた。次回もこうした機会があれば、他のメンバーも誘って参加したい」と語った。那覇市まちづくり協働推進課(なは市民活動支援センター)は、交流会を今後も継続したい考え。交流会に関する問い合わせは同課(電話)098(861)5024。 (吉田健一)