【名護】沖縄に雪を贈るプロジェクトは1月22日、名護市内の保育園など計26カ所に北海道の雪を届けた。雪に触れた子どもたちは「超冷たい」などとはしゃぎ、北国からの冷たい贈り物を存分に楽しんだ。
プロジェクトはメンバーの出身地である名護市への恩返しと地域貢献の一環で2022年から実施されている。メンバーとその知人が20日午前に石狩市で2トンの雪を手作業で集め雪は運送会社の協力を得て3日かけて名護市まで運ばれた。輸送費は主に県外の企業から支援を受けた。
なごうら認定こども園(比嘉優太園長)では園児ら約140人が集まり、箱詰めされた雪がシートに移されると歓声が上がった。園児らは雪玉を作ったり雪を口にしたりするなど思い思いに雪と触れ合った。園児(4)は「とても冷たくてびっくりした。雪がだんだんと小さくなった」と目を丸くした。発泡スチロール約10箱分の雪は30分ほどですべて溶けた。
プロジェクト代表の上地隼さん(26)は「僕の使命として今後もプロジェクトを続け、地域の子どもや小学生にも雪を贈りたい」と意気込んだ。
(武井悠)