【名護】観光を専攻する大学生が9日、名護市の名桜大に集まり、名護の観光について市内の事業者向けにプレゼンテーションを行った。「やんばるへのMICE誘致」「周遊を促すスタンプラリー」などを提案した学生らはマーケティングの理論を応用し、現状、課題、解決策を順序立てて分かりやすく説明した。名護市観光協会の仲村和樹課長は「若い人の視点で、よいところを突いたプレゼンだった。各社が持ち帰り、会社としてどう実現できるか考えたい」と評価した。
プレゼンテーションしたのは約20人で、名桜大国際観光産業学科と健康情報学科、福岡県の西南女学院大観光文化学科、大阪府の阪南大国際観光学科から参加した。教員同士のつながりで交流を進めてきた。
阪南大・重谷ゼミの4人は「酒に関する観光資源を生かし、20~30歳代にアプローチする。徒歩圏内に夕日の絶景がある21世紀の森ビーチに注目し、市中心部との回遊を創造する」として、水平線に重なる「インフィニティプール」の新設、特産品による香水の販売、貝を使ったアクセサリーづくりなどをSNSで流行させるなどと提案した。
西南女学院大・角谷尚久研究室の亀石智さんら4人は「デジタル機器を使ったスタンプラリーにより滞在時間が拡大する」と提案。質疑応答で「出発前に開催を知る方法はあるか」「スマホの貸し出しは有料か」などと参加者が発言し、活発に議論した。 (増田健太)
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名護の新たな観光提案 県内外3大学 事業者に課題、解決策説明
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琉球新報朝刊
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