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「フルーティーさ際立つ」 浦添×北海道の桑の実ワイン 「23年もの」14日解禁 沖縄 


「フルーティーさ際立つ」 浦添×北海道の桑の実ワイン 「23年もの」14日解禁 沖縄  2023年産ミュール・ドゥ・ソレイユの購入を呼びかける(左から)伊佐幸子さん、松本哲治市長、井上吾一さん=2月28日、浦添市役所
この記事を書いた人 Avatar photo 吉田 健一

【浦添】浦添市の特産品である島桑(桑の実)と北海道の特産である果実のハスカップをブレンドした赤ワイン「Mure de Soleil(ミュール・ドゥ・ソレイユ)」(税込み5500円)の「2023年もの」が14日から発売される。販売元の沖縄美健販売は23年ものの仕上がりについて「今までにないほどフルーティーさが際立っており、最高の出来だ」と太鼓判を押す。

フランス語で「太陽の桑の実」を意味するミュール・ドゥ・ソレイユは、18年に浦添市と北海道厚真(あつま)町の苫小牧工業高等専門学校との共同研究により開発され、今回で6回目の生産となる。ラベルには国指定文化財で浦添八景の一つである伊祖グスクがデザインされている。

23年ものは、糖度の高い桑の実と厚真町の特産品で酸味の強いハスカップを「8対2」の割合で配合しており、22年ものと比べてより桑の実が持つ甘さが前面に出た深い味わいとなっている。

同ワインを事前に10本購入した松本哲治市長は「よりおいしくなったミュール・ドゥ・ソレイユができた。浦添自慢のワインを多くの方に購入してほしい」と呼びかけた。

沖縄美健販売の井上吾一さんと伊佐幸子さんは「桑の実本来の風味が出ており、一口飲むと止まらない味わいだ」と語った。

ワインは限定500本で、購入場所は浦添市伊奈武瀬の養蚕絹織物施設サン・シルク、問い合わせは電話098(943)0623。

(吉田健一)