有料

琉球料理を世界遺産に 沖ハムが企業寄付第1号、200万円


琉球料理を世界遺産に 沖ハムが企業寄付第1号、200万円 寄付金贈呈式に出席した(左から)沖縄ハム総合食品の長濱德勝会長、長濱徳洋社長、琉球料理ユネスコ無形文化遺産登録推進委員会の新垣慶子委員長、松本嘉代子副委員長ら=11日、南風原町の県栄養士会事務所
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【南風原】「沖縄の食文化のユネスコ登録を」と、沖縄ハム総合食品(読谷村)は11日、琉球料理ユネスコ無形文化遺産登録推進委員会に200万円を寄贈した。贈呈式が同日、南風原町の県栄養士会事務所で開かれ、沖ハムの長濱德勝会長と長濱徳洋社長、同推進委員会の新垣慶子委員長と松本嘉代子副委員長らが出席した。企業による寄付は今回が第1号。長濱会長は「ユネスコ登録により沖縄の食文化が次の世代に引き継がれる。観光産業にとっても重要なことだ。全県的な運動にするために率先して協力したい」とあいさつ。新垣委員長は謝意を示し「琉球料理を体験して食べてもらう活動に使いたい」と話した。
 推進委員会の活動は、琉球泡盛と共に登録されることを目指し2014年に始まった。22年3月、泡盛は「伝統的酒造り」として登録申請が決定。同年9月から「琉球料理」に絞り、調査研究、継承活動や県民への発信などに取り組んでいる。(岩崎みどり)