「広い視野持って努力して」　多良間中　池城成久氏が「先輩講話」

　【多良間】多良間中学校の卒業生が在校生に向けて講話する「ふしゃぬふ課外授業　先輩講話～１５の島立ちをする若者たちへ～」が２月２６日、同校で開催された。海外で大学卒業や就職を経験し、パナソニックで海外向け携帯電話の商品開発などに携わり、現在は一般社団法人ＩＩＯＴ理事長を務める池城成久さんが登壇。若いうちから広い視野を持ち努力することで、目標を実現できると伝えた。
　池城さんは、宮古高校卒業後、国内の短期大学に入り、カリフォルニア州立大学工学部に編入し、人工知能について学んだ。卒業後はベックマンに就職。パナソニックに転職して、イギリスやドイツでも勤務した。一時期は部下３００人の技術責任者として務めを果たしてたという。
　池城さんはリンカーンの「意志あるところに道は開ける」という言葉を紹介した上で「多良間での勉強や級長、部活、学友会などを通して学んだことはＡＩ（人工知能）が普及した世界でも通用するスキルになる」と話し、何ごとにも興味を持ち、積極的に挑戦することの大切さを伝えた。（清村めぐみ通信員）