南大東中　１１人全員県内外へ進学

　【南大東】南大東村立南大東中学校（仲間一史校長）の第７６回卒業式が９日に行われ、男子９人女子２人の計１１人が通い慣れた学びやを卒業した。
　式中、卒業生一人一人が１５年間ともに過ごした島の仲間や地域の人たち、両親、先生に向けて感謝の言葉を伝えるシーンもあった。声を詰まらせる卒業生に卒業証書を手渡した仲間校長は「人生の出来事はすべて必然であり、結果はすべて自分の行動に相応したものになる。いつでも周りの人や物事に感謝の気持ちを忘れない人でほしい」と、はなむけの言葉を贈った。
　在校生代表・仲里奏音さんのあいさつなどで卒業を祝った。卒業生代表の池田七星さんは「１５年間をともに過ごした島、家族、仲間はかけがえのない存在。今後もそれぞれの目標に向かい努力する私たちを応援してください」と、答辞を述べた。
　保護者代表の金城梓さんは「島の大切さを胸に卒業後も頑張って」と、エールを送った。１１人全員が県内外の高校に進学する予定。（池田羊子通信員）