【大宜味】辺土名高校(桃原健次校長)の第79回卒業式が1日、開かれた。環境科15人と普通科8人の計23人が母校から巣立った。
芭蕉布で知られる、村喜如嘉の近くで3年間学んだ証しを残し、地域を知ってもらおうと、村産イトバショウの皮を使ったコサージュが卒業生の胸に付けられた。吉本瀧侍(ろうじ)さん(18)は卒業生を代表し「別れはつらく悲しいが、これからもずっと仲間でいよう」と涙ながらにあいさつした。
照屋穂姫(ひなこ)さん(18)は「次に来るときは今より良い辺土名高になっていることを期待する」と後輩にエールを送った。
桃原校長は「夢の実現に向けて熱意あふれる努力を重ねてきたことに心から拍手を送る」とあいさつし、卒業生を激励した。 (武井悠)
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23人、夢へ新たな旅立ち 辺土名高卒業式 胸にバショウのコサージュ
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琉球新報朝刊