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アプリ開発学び発表 「やんばるハッカソン」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】子どもプログラミング教室の運営やプログラマー人材の育成に取り組むfan-mily(松田秀彦代表)は2日、約2カ月間かけてアプリ開発を学ぶ「やんばるハッカソン」の成果発表会を、名護市の市産業支援センターで開催した。
 ハッカソンとは、短期間で集中的にアプリ開発やソフトウエア開発を行うイベントのこと。「やんばるハッカソン」には、アプリ開発未経験の沖縄工業高等専門学校の学生ら40人が参加した。1月12日から発表会までの約2カ月間、「自分の身の回りの“不”を解消するアプリ」をテーマにアイデアを出し合い、アイデアを実装するためのコーディングを学んだ。
 発表会では、アプリに行きたい場所を入力すると、目的地までのルートを教えてくれる「なびねーたー」や、スマホに郵便番号を入力すると、自分が住んでいる選挙区の候補者を表示し、スマホ上で投票するところまでを体験できる「Happy選挙」などのアプリが紹介された。発表会後には表彰もあり、「なびねーたー」を作成した池原武人さんと田崎美熙さん、高江洲昌也さん、久貝倖桜さんのチーム「made in 3mi」が優勝した。
 松田代表は「学生が開発スキルを身につけただけでなく、チームで開発する楽しさ、身の回りの課題解決をする面白さなど感じてもらえたので期待値以上の成果が上がったと思う。やんばるハッカソンは毎年企画していくので、今後が楽しみだ」と話した。 (金城大樹)