【本部】瀬底小学校4年生の児童らが総合学習の時間を利用して「海洋ごみ」の調査結果をまとめ、3月5日に町役場で発表会が開かれた=写真。町民ら約40人が訪れ、児童ら10人の発表に耳を傾けていた。
木村梛々(なな)さんは「1年間海洋ごみについて調べてきた。緊張するが、一生懸命発表したい」と開会のあいさつをした。児童らは発表で、海洋ごみを減らすためにマイバック、マイボトル、マイ箸を使うことを推奨し、ポイ捨てをしない大切さを伝えた。
海洋ごみを減らすために英語や韓国語、中国語などの多言語で呼びかけ文を作成。「これ以上魚に死んでほしくない」「海洋ごみを減らしたい」との思いを伝えた。発表した仲田潤ノ介(じゅんのすけ)さんは「(調査して)自分の島にもマイクロプラスチックがたくさんあることが分かってびっくりした」と語った。
発表を聞いた平良武康町長は「子どもたちが純粋な気持ちと目で地球環境の課題を見つめて調査したことに感動している。ものの豊かさや経済の豊かさだけに目がくらむことなく、自然とともに、豊かさを追求していく」と感想を述べた。児童たちが作成した海洋ごみ削減に向けたポスターは、本部町役場に掲示される予定。 (比嘉藍子通信員)
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海洋ごみ調査 児童が発表会 本部町役場で瀬底小4年生
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琉球新報朝刊
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