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親子で御座楽を体験 豊見城市、演奏と説明会


親子で御座楽を体験 豊見城市、演奏と説明会 研究会のメンバーから楽器の説明を聞く児童たち =3月27日、豊見城市の与根公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【豊見城】琉球王朝時代の宮廷音楽「御座楽(うざがく)」を春休み中の子どもたちに体験してもらおうと首里城御座楽研究会(胡(こ)城(しろ)泰一会長)が3月27日、豊見城市の与根公民館で三つの児童クラブの児童とその保護者を対象に、御座楽演奏会と楽器の説明会を開いた。
 合唱曲「太平歌」から始まり「萬年歓」「採茶」「摘淑」の4曲を演奏した。楽器の紹介と説明の後、実際に音を出す体験もあった。
 参加した玉城咲紀さん(9)は「昔に行ったみたいで、楽しかった。いろんな楽器を鳴らして面白かった」と語った。
 児童を代表して大城萌(も)侑(あ)さん(12)が「首里城復興に向けたテレビ番組で御座楽という音楽があること、いつも学童に迎えに来てくれる友達の祖母が御座楽のメンバーであることを知ったのが、みんなで御座楽を学ぶきっかけになった」と楽団に感謝した。 (喜屋武幸弘通信員)