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豊見城市児童にも眼鏡 オンデーズが無償提供拡大


豊見城市児童にも眼鏡 オンデーズが無償提供拡大 オンデーズによる小学生学業支援プロジェクトを発表した(右から)徳元次人豊見城市長、オンデーズの田中修治社長、瀬長盛光教育長=26日、豊見城市役所
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 【豊見城】眼鏡の製造・販売のオンデーズ(那覇市、田中修治社長)は2022年度から小学生を対象に眼鏡を無償提供する事業「小学生学業支援プロジェクト」を実施している。24年度からは10市町村に広げる。3月26日、豊見城市での実施について豊見城市役所で、田中社長=写真中央、徳元次人豊見城市長=同右、瀬長盛光教育長=同左=が出席して会見が行われた。
 24年度の豊見城市の8小学校の児童は約5200人で、このうち800~900人が対象と見込んでいる。学校の視力測定の結果がC(0.6~0.3)、D(0.3未満)判定の児童全員が対象。対象児童にはクーポンが配布される。1人に対して年1本の眼鏡を提供する。
 田中社長は「眼鏡をただ配るのではなく、眼科を受診してもらう。それにより目の病気や視力低下を予防することになると思う」と話した。
 瀬長教育長も「適切な眼鏡をかけることで、授業に集中し学びにつながるだろう。素晴らしい取り組みに感謝したい」などと話した。 (岩崎みどり)