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身体ハンディ疑似体験 宜野座小で福祉学習会


身体ハンディ疑似体験 宜野座小で福祉学習会 4年生を対象に行われた福祉体験学習=3月6日、宜野座小学校
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 【宜野座】宜野座小学校(新城雄二郎校長)で3月6日、4年生を対象に宜野座村社会福祉協議会による福祉体験学習が開催された。「高齢者の疑似体験」「視覚障害者体験学習」を通じて福祉への理解を深め、地域社会での共生の心を育んだ。
 児童らは重量のある装具を装着して跳び箱を越えたり、目隠しで歩いたりと、身体的なハンディを負う感覚を疑似体験し「怖い。不安」と声を上げた。
 村社協の當山武尚地域福祉担当は「疑似体験の目的は、不自由さや大変さを感じることではなく、支え合いの大切さを理解することにある。相手の個性、価値観を尊重しながら、友達同士、お互いに助け合える友情を育んでほしい」と話した。
 田里駿弥さんは「視覚障害の体験は、助けてくれる人がいないと不安だった。高齢者の体験は装具が重くて、祖父母の気持ちが理解できた」と感想。新里恵玲奈さんは「福祉体験を通じて、皆の役に立ちたいと思った」、久志妃凪音さんは「疑似体験は、簡単だと思っていたけれど、意外と難しい。皆に親切にしていきたい」と述べた。
 (池辺賢児通信員)