こだわりの昆虫標本ずらり 沖縄こどもの国 いきもの調査隊の成果を展示 5月6日まで 沖縄


こだわりの昆虫標本ずらり 沖縄こどもの国 いきもの調査隊の成果を展示 5月6日まで 沖縄 小発表会に参加した沖縄こどもの国いきもの調査隊のメンバーら=3月31日、沖縄市の沖縄こどもの国
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 【沖縄】沖縄こどもの国と沖縄市郷土博物館が共催する「沖縄こどもの国いきもの調査隊 2023年度成果展 小さな先生達」の、開催前の小発表会が3月31日、同園で開かれた。参加者はそれぞれが1年を通じて自作した標本箱のこだわりなどを発表した。展示会は5月6日まで、同園の特別展示ギャラリーで開催される。

 同事業は16年から開催されており、参加者は月に1回、こどもの国で虫などの採取や標本作り、リポートの作成に取り組んできた。都市化が進む中南部の自然を調査することで、自然に親しみを持つことや、継続的に自然に関わる人材の育成などを目的にしている。

 同展では作成された標本箱のほか、時期ごとに確認された虫をまとめた「虫暦」や、これまでに同事業で確認できた約530種の虫をまとめたポスターを展示している。

 同事業スタッフで沖縄市郷土博物館の刀禰(とね)浩一学芸員は「沖縄の生態系は解明が遅れており、その調査という面でも大きな役割を果たしている。外来種も多く見つかっており、対策にも役立つ」と評価した。

(福田修平)