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自死遺族、語り合う場 名護「彩雲ぬ会」発足


自死遺族、語り合う場 名護「彩雲ぬ会」発足 「彩雲ぬ会」の発足を知らせる渡久山朝裕さん=3月7日、名護市の琉球新報北部支社
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 【北部】自死遺族の会「分かち合いの会」が名護市で発足した=写真。4月6日に第1回会合を開き、定例で2カ月ごとに開催する。会のサポーター代表を務める渡久山朝裕さん(臨床心理士、沖縄いのちの電話事務局長)が「身内を失った人には悲しみ、後悔などさまざまな思いがある。気を遣わずに話ができる場になる」と参加を呼び掛けている。愛称は遺族の思いを例え「彩雲(あやぐむ)ぬ会」と名付けた。
 名護市が3カ所目となる。専門家が参加するサポートグループと呼ばれる形の会で、訓練を受けたファシリテーター(促進者)が会話を促す。
 北部地域で4月6日から、偶数月の第1土曜、午後2時~4時、場所は名護市為又の北部生涯学習推進センター(名桜大学隣)。対象者は身近な人を自死によって亡くした、20歳以上の人。中南部からも参加可能。参加費は1家族200円(お茶菓子代など)。問い合わせはメールayagumunukai@gmail.com 公式ホームページ「あやぐむぬ会」。 (増田健太)