有料

旅鳥、冬鳥の飛来確認 渡嘉敷 ヤツガシラ、コチドリ


旅鳥、冬鳥の飛来確認 渡嘉敷 ヤツガシラ、コチドリ ヤツガシラ(小嶺智秀さん撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【渡嘉敷】渡嘉敷村で3月9日、渡り鳥のヤツガシラ(ヤツガシラ科)=写真、小嶺智秀さん撮影=とコチドリ(チドリ科)の飛来が確認された。
 ヤツガシラは、世界で1科1種の稀種(きしゅ)で、頭に大きな冠羽、翼には白と黒模様がある。県内には春秋の渡り期に旅鳥として見られることが多い。
 冬鳥のコチドリは、日本で繁殖するチドリ類の中では一番小さく、スズメよりやや大きく、目の周りの黄色い輪が特徴的で目の周りや前頭、胸などに黒帯がある。
 酔っぱらいを意味する「千鳥足」は、チドリ類がジグザクに歩いて採餌することに由来するとされる。県内では秋から春にかけて各地で見られる。 (米田英明通信員)