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図書館連携強化へ研修 豊見城市図書館と学校司書


図書館連携強化へ研修 豊見城市図書館と学校司書 全国学校図書館協議会の竹村和子常務理事を講師に迎えて開催された司書研修=3月14日、豊見城市立中央図書館
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 【豊見城】豊見城市立中央図書館(平田清美館長)は3月14日、同館司書と市立小中学校の学校司書ら計26人を対象に「学校図書館と中央図書館の連携を生かした取り組み」をテーマにした研修を同館大集会室で開いた=写真。全国学校図書館協議会の竹村和子常務理事が講師となり、公立図書館と学校図書館による連携の実践例や、児童生徒の発達や実態に合わせた学校図書館の活動などを紹介した。
 豊見城市では、中央図書館と学校図書館のネットワークがつながり、各学校の司書が中央図書館の所蔵本を検索できる。昨年10月からは各学校の司書が貸し出し希望の本をリストアップして、学校まで配達してもらう事業も始まっている。参加者からは「公立図書館と学校図書館が相互連携しながら、子どもたちの読書活動がより豊かになるよう取り組みたい」などの感想があった。中央図書館の平田館長は「中央図書館では、学校で購入できない、高い値段の本や大型本などをそろえており、学校に貸し出すことができる。それぞれが、読書のための工夫をしていきたい」と話した。 (岩崎みどり)