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給食費助成を半額に 宜野湾市、中学は打ち切り


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 【宜野湾】宜野湾市議会3月定例会で、市教育委員会の佐伯進指導部長は3月21日、市立小学校の給食費を2024年度から従来の半額助成に戻す方針を示した。市は物価高騰の影響を考慮して、2023年度の市立小中学校の給食費を全額助成してきた。中学校の助成は終了する。我如古盛英市議(社民)への答弁。
 市は物価高騰の影響を受ける保護者の負担軽減を図ろうと、23年度は市立小中学校の給食費全額助成事業を実施した。同事業の予算は、物価高騰に対する国の一時的な補助金を活用していた。
 一方で依然、物価高騰の影響で食材費が高騰しているとして、給食の単価を抑えることを目的に、市は3月定例会に約5400万円の予算案を上程した。予算案は可決され、給食費は全額助成前の小学校で月額4300円(半額助成なしの額)、中学校で月額4900円に抑えることができるとしている。(名嘉一心)