有料

海の危険生物を知って プログラミングでチャットボットに アミークス中2年 安田さん全国4位


海の危険生物を知って プログラミングでチャットボットに アミークス中2年 安田さん全国4位 安田さんが制作したチャットボット画面の一例
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

【那覇】第23回全国中学生創造ものづくり教育フェア(全日本中学校技術・家庭科研究会主催)のプログラミングコンテスト部門全国大会がこのほど神奈川県内で開催され、沖縄アミークスインターナショナル中学校2年の安田羽那さんが、上位4位に当たる全日本中学校技術・家庭科研究会長賞に輝いた。
大会は全国から予選を通過した12人が出場し、当日は8人で競った。当日のテーマは、地域の課題を解決できるチャットボット。安田さんは「沖縄の海にいる危険生物」と題してプログラミングし、チャットボットを制作した。
安田さんは以前に参加した自然学校のキャンプで危険生物について学んだ経験から、得意分野を生かしてテーマを考えたという。作品はハブクラゲなどの危険生物の名前や特徴、予防策、危害を受けた時の対処法などを盛り込んだ内容。沖縄を訪れる観光客に向け、来県前に危険生物がいることを知ってほしいという思いと、県民にも伝えたいという気持ちで作った。
安田さんは「正直駄目だと思ったので、結果を見た時はすごくびっくりした。入賞できてうれしい」と喜び、「次はタイピングで優勝したい」とさらなる意欲を示した。安田さんが通う那覇市小禄のワクワクIT英数塾の幸地俊之塾長は「今後も安田さんの個性を考えながら、さらなる目標を達成できるようサポートしていきたい」と話した。 (中川廣江通信員)