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慶良間の海 守りたい 東京の高校生ら清掃


慶良間の海 守りたい 東京の高校生ら清掃 渡嘉敷島の海岸のごみを回収した目黒学院高校の関口隆司校長(後列左)と参加者=3月26日、渡嘉敷村阿波連のヒナクシ海岸
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 【渡嘉敷】東京の目黒学院高校の関口隆司校長は2013年から春休みを利用して同校生徒やOB、OGらを引率して渡嘉敷村を訪れ、ビーチごみの回収作業や集落内の清掃などのボランティア活動やマリン体験も行い島の自然を満喫している。今回も関口校長、在校生5人、卒業生ら計16人が3月25日から2泊3日で訪れてビーチクリーン活動を実施し、海岸漂着ごみなど1トンあまりを回収した。
 同校は40年ほど前から渡嘉敷村で修学旅行も継続して実施しており、生徒たちに環境保全の大切さや慶良間諸島の海の魅力などを体感させている。春休みボランティア活動は関口校長の提案で生徒やOBらに呼びかけ実施している。
 初めて参加した同校の奥原悠翔さん(17)は「釣り糸などの漁具類やプラスチック類などは、海の生き物に影響を及ぼすので放置しないでほしい」、岡田葉月さん(17)は「海外からの漂着ごみが多いので何とかしてほしい」と感想を話した。7年連続して参加している同校卒業生の関日向花さん(24)は「慶良間諸島の海が、いつまでもきれいであるよう願っている」と思いを込めた。 (米田英明通信員)