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渡嘉敷中から3人8段 茅原書藝會認定 今春卒業した城間、富濱、松田さん


渡嘉敷中から3人8段 茅原書藝會認定 今春卒業した城間、富濱、松田さん 書道学生8段認定証を手に喜ぶ(左から)城間鈴愛さん、富濱心彩さん、松田杏暖さん=3日、渡嘉敷村役場
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 【渡嘉敷】渡嘉敷中学校を3月9日に卒業し、4月から高校へ進学した城間鈴愛(りりあ)さん(15)、富濱心彩(こあ)さん(15)、松田杏暖(あのん)さん(15)の3人が3月24日付で、那覇市の茅原書藝會(茅原南龍会長)認定の書道学生8段の資格認定を受けた。3人は4月3日、渡嘉敷村教育委員会に金城満教育長を訪れ、認定証の授与を報告した。
 渡嘉敷小中学校は、1984年ごろから定期的に茅原書藝會の専門教師を招いて本格的に書道の指導を受けている。琉球新報社主催の全沖縄児童生徒書き初め展で毎年入賞者を出しており、88年には全児童37人中30人が入賞するなど書道熱が高い。3人そろっての8段同時認定は初めて。
 金城教育長は「渡嘉敷小中や阿波連小は長い間、書道に取り組んでいるので、今回の3人の同時認定は後輩の励みになる。高校でも続けてほしい」とエールを送った。
 3人は「書道は小学校4年生のころから続けている。集中力が高まり勉強など自分に自信がつく。高校ではさらに上位を目指して頑張りたい」と意欲を見せた。 (米田英明通信員)