【うるま】特殊詐欺を未然に防いだとして、セブン―イレブンうるま赤道店の石嶺佑季副店長(25)は8日、うるま署の新里賢治署長から感謝状を贈呈された。同署で贈呈式を開いた。
石嶺副店長は3月25日、プリペイドカード5千円分を求めて同店に訪れた70代女性にカードの使用目的について質問した。女性は、差出人不明で本文にはURLのみが記載されたメールを受信していたことを石嶺副店長に伝えたという。そのURLから閲覧できるウェブサイトでは、プリペイドカードを使って5千円を同サイトに振り込むことで、数億円が得られることを説明する記述があった。一方、女性はカードの使い方は分からなかったという。
女性の説明やウェブサイトの内容を不審に思った石嶺副店長はうるま署に通報した。駆けつけた警察官に相談したところ、詐欺であることが分かった。
感謝状贈呈式で新里署長は「窃盗と異なり、詐欺は被害者の財産を根こそぎ持っていく。勇気ある行動が第二、第三の被害を未然に防いだ」と感謝した。
石嶺副店長は「まさかこんなことになるとは思わなかった。とても誇らしい」と笑顔で語った。今後も「怪しいと思ったら積極的にお客さまに声をかけたい」と話した。
(名嘉一心)
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詐欺防止、石嶺さんに感謝状 セブン赤道副店長 高齢者へのメール確認
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琉球新報朝刊
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