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宮古島トライアスロンの話題 次は家族4人でゴールを 藤井さん親子


宮古島トライアスロンの話題 次は家族4人でゴールを 藤井さん親子 親子3人で挑戦した(左から)藤井薫さん、娘の香名さん、息子の嵩大さん=14日、宮古島市陸上競技場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宮古島】兵庫県の藤井薫さん(54)は、長男の嵩大さん(25)=高知県、長女の香名さん(21)=山梨県=と共に親子3人で全日本トライアスロン宮古島大会に挑戦した。完走は香名さんのみだったが、初めて家族で挑んだ記念の大会となった。夫の芳晴さん(60)は今回出場できず、薫さんらは「次は家族全員で宮古島大会をフィニッシュする」と次なる目標を見定めた。
 芳晴さんがトライアスロンを続けていたことをきっかけに、薫さんや嵩大さん、香名さんも挑戦するようになった。
 香名さんは「両親が宮古島の大会に挑戦する姿を小さい時から応援してきた。いつの間にか家族全員で完走することが目標になっていた」と振り返る。小学3年の時、将来の目標を記した紙には「家族でみやこ島フィニッシュ」と大きな文字が力強く書かれていた。
 嵩大さんと香名さんは就職や進学で親元を離れて生活する。通信アプリLINE(ライン)の家族グループには、トライアスロンの話題が絶えないという。嵩大さんは「いつも父がトライアスロンのことで、練習法や精神面で支えてくれている」と家族をつなぐ競技や父親への感謝を語る。
 香名さんは24歳以下で1位を取った。薫さんは「私は途中でリタイアしたが、香名が頑張ってくれてうれしい。次の大会は家族全員でゴールしたい」と、満面の笑みを浮かべた。 (友寄開)