【名護】台湾東部沖地震が発生した3日、沖縄本島にも津波警報が発表されたことを受け、名護市瀬嵩の避難場所に指定されているエナジック瀬嵩カントリークラブの駐車場には200人を超す住民らが集まった。
地域住民に対して必要な情報を迅速、確実に伝達するシステム「Lアラート」が鳴り響いた瀬嵩区。大浦湾に面し、海抜の低い場所に集落があることから、住民や建設現場などの作業員らが一斉に避難した。
県春季高校野球大会の決勝戦に向け早朝から練習をしていた、エナジックスポーツ高等学院の宮里康平さん(16)は「びっくりした。津波避難は初めて。練習中に津波警報のアラートが鳴り、部員やコーチなど50人余りで大急ぎ避難してきた」と振り返った。
地域の高齢者も家族や隣人の手助けを受け避難。同カントリークラブのクラブハウスでは飲み物などの提供を受け、ほっとした表情を浮かべていた。
(嶺井政康通信員)
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低地の住民ら一斉避難 名護・瀬嵩CC駐車場
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琉球新報朝刊
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