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「只自他観会」が発表会 沖縄市南桃原で日舞、40周年


「只自他観会」が発表会 沖縄市南桃原で日舞、40周年 椅子に座りながらも美しい舞を披露する喜友名信子開祖や日舞サークルのメンバーたち=20日、沖縄市の南桃原公民館
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 【沖縄】沖縄市南桃原自治会を拠点とする日舞サークル「日舞心躍(しんよう)流只自他観(しじたみ)会」(喜友名信子開祖=写真右)は3月20日、40周年記念発表会を同公民館ホールで開いた。14人の会員が出演し、約150人の観衆を魅了した。
 同サークルは南桃原公民館の落成と同時に発足した。開祖の喜友名さんは16年前に脳出血で倒れ、車いす生活を余儀なくされているが、元気な姿であいさつ。「人生には『今』がある。『今やろう』との思いで過ごしてきた。これからも続けていく。皆さんも楽しんでください」と話した。
 演目は「祝賀の舞」「ハナミズキ」と続き、島袋由香自治会長は「常々、拝見してきた。指導と努力の成果と感動を覚える」と40年を振り返った。喜友名さんも舞台に登場。椅子に座りながらも真っ直ぐ伸びた姿勢で踊り切り、場内は大きな拍手に包まれた。 (山川宗司通信員)