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浜下り 潮に気をつけて 中城海上保安部がパトロール


浜下り 潮に気をつけて 中城海上保安部がパトロール 海難事故への注意喚起する中城海上保安部(左から2人目)と沖縄署(左端)の職員ら=11日、沖縄市
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【沖縄】中城海上保安部は11日、旧暦3月3日の「浜下り」に合わせ、沖縄市の泡瀬干潟で海浜パトロールをした=写真。アーサの収穫や潮干狩りを楽しむ地域住民に、海難事故防止を呼びかけた。沖縄署も協力した。
 浜下りは旧暦の3月3日に潮水に手足をつけて、けがれを落とす習わし。干満の差が1年で最も大きい大潮になる。近年では家族で潮干狩りを楽しむ行事として親しまれている。
 11日の泡瀬干潟には昼ごろから市内外の親子連れなどが集まった。中部海上保安部の職員らは海岸を巡回し、潮が満ちてくる時間帯に注意するよう声かけをし、リーフカレントや危険生物への注意喚起をした。
 中城海上保安部の小坂和彦交通課長は「連絡手段の確認と救命胴衣の着用など、命を守る準備をしてほしい」と話した。 (名嘉一心)