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東浜区に新防災士3人 与那原、津波備え計10人に


東浜区に新防災士3人 与那原、津波備え計10人に 防災士認証状を掲げ報告する3人(前列右側)ら=7日、与那原町東浜地区コミュニティセンター
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【与那原】海岸線を埋め立てて造成された与那原町東浜地区では、津波などの災害に備えるため、区民が防災士試験に挑戦している。このほど新たに3人が合格し、防災士は区内で合計10人となった。
 今回試験に合格したのは親泊勇徳さん(61)、友寄全志さん(52)、照屋秀明さん(58)。2月に日本防災士機構の国松孝次会長から認証状が授与された。
 東浜区の國仲健次自治会長は7日、照屋勉町長、金城勝治生活環境安全課長らを区コミュニティセンターに招き、これまでに合格した防災士と共に報告会を開催した。
 3日には台湾東部沖地震で沖縄本島地方に津波警報が発表され、町内でも多くの住民が避難した。照屋町長は「いつ来るか分からない津波に対し、住民と共に災害に遭わないよう対策を考えていく」と語った。
 資格を取得した3人も家族と共に避難したという。報告会後は防犯会議を開き、意見交換した。 (知花幸栄通信員)