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宝塚医療大が初の入学式 宮古初の高等教育機関 留学生22人宣誓


宝塚医療大が初の入学式 宮古初の高等教育機関 留学生22人宣誓 新入生を代表して宣誓するシェルパテンジン・ラクパさん(左端)ら=13日、宮古島市城辺の宝塚医療大学宮古島キャンパス
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宮古島】宮古島市城辺の旧城辺中学校跡地に宮古島キャンパスを開設した宝塚医療大学(兵庫県、岸野雅方学長)の2024年度入学式が13日、同キャンパスで開催された。出席した留学生6人は学校関係者に見守られながら、新たな門出を迎えた。同キャンパスは、市内で初めての高等教育機関となる。
 本年度入学生は留学生22人。文科省が観光学部設置を認可した時期が昨年10月30日だったこともあり、学生22人の中に日本国籍の学生は含まれていない。
 入学式で、新入生代表宣誓をしたシェルパテンジン・ラクパさん(24)=ネパール=は「私たちのために素晴らしい入学式を開いていただきありがとうございます。在学中は学業に励むことを誓います」と述べた。
 岸野学長は「慣れない場所での生活などに不安もあると思うが、教職員に何でも聞いてほしい」と述べ、新たな伝統をつくっていく入学生に期待した。
 市教育委員会の大城裕子教育長は「あらゆる状況下でも可能性を切り開き生き抜く力を身に付け、大きく世界に羽ばたいてほしい」と話し、市の観光産業に貢献する人材が出てくることを期待した。 (友寄開)