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名護で最後の卒業式 県立農業大学校、39人


名護で最後の卒業式 県立農業大学校、39人 金城学校長(右)から卒業証書を受け取る卒業生=3月6日、名護市大北の県立農業大学校
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 【名護】県立農業大学校の卒業式が3月6日、名護市大北の同校体育館で開かれた。本科44期生28人と、短期養成科17期生11人の計39人が、金城学校長から卒業証書を受け取った=写真。40年あまりの「名護農大」の歴史が幕を閉じた。
 卒業生代表の新坂(にいさか)実さん(20)=石垣市出身=は答辞で、夜や休日を使うこともあった台風対策や牛の出産、また寮生活を振り返り「大きな自信と財産になった。次は真新しい校舎での学業に励んでください」と後輩を激励した。
 1975年に名護市大北に前身の県立農業研修センターが開設され、79年に県立農業大学校となった。次の収穫まで作物などを残し、跡地には公立北部医療センターが建つ予定。(増田健太)