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伊江マラソンに西原から30人 役場職員 終了後、健闘たたえ交流


伊江マラソンに西原から30人 役場職員 終了後、健闘たたえ交流 伊江島一周マラソン大会にエントリーした西原町役場職員チーム=13日、伊江村のミースィ公園
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 【伊江】第31回伊江島一周マラソン大会が13日、伊江村のミースィ公園を中心に開催され、西原町役場職員チームの30人が出場した。同チームのエントリーは今年で11回目。呼びかけているのは伊江村阿良区出身の長嶺瞬さんで、自身も走ることをライフワークにしており毎回10キロコースに出場している。
 チームの最高齢者は西原町教育長の新島悟さん(71)。新島さんは、2006~09年の4年間、西小学校の校長として勤務。その頃から同大会に出場しており「今回は6回目のトゥシビー(生まれ年)を迎えた節目に、第2の古里である伊江島で、最後の挑戦にしようとエントリーした。練習もしていないので不安はあるが精いっぱい走る」と語った。
 これまで6回出場しているという与那覇道さんは「走って、いい汗かいて、皆でおいしいご飯を食べて、おいしいお酒を飲んで親睦を図る。本当の目的は走った後の交流の時間かもしれない」と笑顔を見せた。
 一行は阿良区公民館で宿泊。昼食は長嶺さんの母、照子さんが作ったチーイリチャーやティラジャ(マガキガイ)のみそ汁、おにぎりを食べ、英気を養った。夜はバーベキューをしながらお酒を酌み交わし、互いの健闘をたたえてマラソン談議に花を咲かせた。
 車や寝具の手配などに奔走した長嶺さんの父、徳和さんをはじめ、関わった全ての人に感謝しつつ、充実した一日を振り返って乾杯した。 (知念光江通信員)