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土の恵み 収穫真っ盛り 小麦90キロ 少雨で少なく 与那城・伊計 津堅ニンジンどっさり 小中生ら収穫


土の恵み 収穫真っ盛り 小麦90キロ 少雨で少なく 与那城・伊計 津堅ニンジンどっさり 小中生ら収穫 コンバイン刈取機での小麦の収穫作業=10日、うるま市与那城の伊計島の自治会農場
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 【伊計島=うるま】うるま市与那城の伊計自治会(玉城正則会長)は10日、自治会で管理栽培する小麦畑200坪の麦刈りを行った。麦畑2カ所の内、200坪(約662平方メートル)からコンバイン刈取機を使用して約90キロを収穫した。玉城会長は「11月中旬ごろに作付けしてから少雨のため麦の発芽率が悪く、自治会管理の700坪の麦畑で例年の約半分(190キロ)しか収穫できなかった」と述べた。収穫した小麦は、3種類に分類した無農薬オーガニックブランド「島麦かなさん」に加工して、伊計島共同売店で5月中旬ごろの販売を予定している。(喜納高宏通信員)
 【津堅島=うるま】うるま市勝連津堅の津堅小中学校の児童生徒らが16日、民宿・神谷荘のオーナーをしながら農業にも携わる神谷恭平さん(30)の畑で津堅特産のニンジン収穫を体験した。前日の雨がうそのような青空の下、子どもたちの大きな笑い声が響いた。中学3年の玉城龍希さんは「土が軟らかくて収穫しやすくて、選別班が間に合わないほどたくさん採れた」、宮城愛兎さんは「ものすごく大きなニンジンがあってびっくりした。楽しかった」と話し、満足げな様子だった。 (東松根信子通信員)