【宮古島】宮古島社交飲食業協会(奥平玄信会長)は4月8日、宮古島市内で記者会見を開き、企業版ふるさと納税として市に寄付された1000万円を活用して、同日までに市が繁華街の西里通りを中心に防犯灯40基を設置し、市内の防犯灯約100基を蛍光灯から発光ダイオード(LED)に切り替えたと発表した。奥平会長は「街が明るくなり、犯罪の防止につながることが期待できる」と喜んだ。
企業版ふるさと納税を市に寄付したのは不動産業などを営むベストウェイ(東京都)。ベストウェイは今回、3000万円を寄付し、そのうちの1000万円が防犯灯などに活用された。LEDに切り替えたことで電気料が半分以下になった。
奥平会長は「繁華街やその付近に防犯灯を設置したくても、大規模にやることができなかった。今回、ベストウェイのおかげで実現して感謝している」と語った。
ベストウェイと交渉し、防犯灯設置などに尽力した同協会顧問の砂川和也市議は「犯罪が起こりにくい環境ができたと思う」と話した。
(友寄開)