【大宜味】恒例の大宜味村内の工芸作家による展示即売「第21回いぎみてぃぐま」(いぎみてぃぐま会=山上學会長=主催)が、4月12~14日の3日間、大宜味村農村環境改善センターで開催された。陶芸、紅型、芭蕉布、木工、藍染め、シルクスクリーンなど20工房と、「食」のてぃぐまの5店舗が出店した。シークヮーサーの枝を利用したマイ箸作りややんばるの材木を使った木製ペン、ハンモック作り、紅型染め、芭蕉布着物の羽織体験などもあり多くの来場者でにぎわった。
最終日には「輪島漆チャリティーオークション」があり工芸品など28点が出品。参加者らは目当ての工芸品に手を上げ盛り上がった。
ハンモックを落札した高校生は「お小遣いを全部使ったが、ゲットできてうれしい。のんびり寝っ転がりたい」と笑顔を見せた。
陶芸のちぶるシーサーを落札した伊波えみりさん(30)は「能登半島震災への献金にもなり良い機会になった。大宜味村でのすてきな出会いを大切にしたい」と話した。
山上会長は「今回のオークションは、いぎみてぃぐま会員全員の意見が一致して志を同じくする輪島漆器青年会へ全額寄付をすることになった。18万400円の売り上げがあり、作家と訪れた方々に感謝したい」と述べた。 (安里郁江通信員)
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大宜味の工芸作品 多彩に 展示即売会 能登支援へ寄付も
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琉球新報朝刊
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