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3人の教師 同時誕生 親泊流八重都仁の会


3人の教師 同時誕生 親泊流八重都仁の会 新たに教師となった琉球舞踊の親泊流八重都仁の会の(前列左から)花房保美さん、山﨑安代さん、新城紗矢香さんと、(後列左から)同会会主の金城伊都子さん、親泊流八重の会家元の平八重子さん(提供)
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 【北部】今帰仁村や名護市を拠点とする、琉舞の「親泊流八重都仁(ふみ)の会金城伊都子琉舞研究所」でこのほど、初めてとなる教師免許保持者が同時に3人誕生した=写真。教師となったのは山﨑安代さん(54)、花房保美さん(49)、新城紗矢香さん(46)。それぞれ幼少期に舞踊を始めたが、仕事や子育てなどで長く離れ、10~13年ほど前に再開した。3人は教師免許を取得し、さらに研さんを積む考えだ。
 同会の会主・金城伊都子さんによると、山﨑さんは子育てをしながら少ない時間で集中して練習を積んできた。花房さんは芯が強く、前向きに突き進んでいくタイプ、新城さんは芸に対し前向きで一生懸命だという。金城さんは「(3人は)楽しさを再発見し、究めたいという気持ちが強い」と話す。 
  山﨑さんは「初心を忘れず舞踊に精進したい」、花房さんは「責任を感じている。芸を磨いていきたい」、新城さんは「(次世代に)つなぐことが大切。学びの気持ちを大切に、芸に励みたい」と語った。 (池田哲平)