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初夏の花々、野山彩り 渡嘉敷で見頃迎える


初夏の花々、野山彩り 渡嘉敷で見頃迎える ゲットウ
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 【渡嘉敷】渡嘉敷島の初夏の訪れを告げる野生植物のデイゴ、ノボタン、ハママンネングサ、ゲットウ、ソウシジュの花々が見頃を迎えた。島の野山を彩り道行く人々の目を楽しませている。
 デイゴは4~5月に赤い大型(10センチ程度)の花が集合して咲き、10~11月にできる種子は、マメ科の特徴的な形をしている。ノボタンは日当たりの良い野山や村道、林道などで見られ、直径3~5センチの薄紫色の花びらが目を引く。
 絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているハママンネングサは海岸付近の岩場などに生える多年草で、約5ミリの小さな星型の黄色い花が密集して咲き誇る。
 ゲットウやソウシジュの花も満開となり、沿道を彩り甘い香りを漂わせている。
 (米田英明通信員)