宮古島署と一緒になって水難事故防止を呼びかける宮古馬２頭＝５日、宮古島市の与那覇前浜ビーチ
友寄 開 【宮古島】宮古島署は5日、「東洋一きれい」と評される宮古島市の与那覇前浜ビーチで、宮古馬2頭とともに観光客や市民に水難事故防止を呼びかけるパンフレットなどを配った。宮古馬は「水難事故防止 宮古島警察署」のメッセージを書いた布を背負ってビーチを歩き、多くの人の注目を集めた。
宮古島署の職員は、同ビーチ付近で宮古馬が散歩していることを知り、飼育する荷川取牧場の協力を得て、海浜を巡回した。当初、1日に開催予定だったが悪天候で延期になり、5日の開催になった。宮古馬は荷川取牧場のボランティアや宮古島署の職員と一緒にビーチを歩いた。観光客らはスマートフォンで県の天然記念物の宮古馬を撮影するなどした。
上村正典地域課長はライフジャケットの着用や子どもから目を離さないなど、事故防止の注意点を挙げ「初めての取り組みだったが、多くの人が宮古馬を見てくれた。水難事故ゼロを呼びかけるPRはうまくいった」とほほ笑んだ。（友寄開）
