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韓国県人会とオンライン交流 豊見城・高良青年会育成会 韓国語で自己紹介も


韓国県人会とオンライン交流 豊見城・高良青年会育成会 韓国語で自己紹介も 交流会であいさつする韓国語会話教室の中学生講師3人(右奥)=5月27日、豊見城市の平良公民館
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 【豊見城】豊見城市の平良と高嶺地域の小学生から大学生までを中心に活動する高良青年会育成会(大城太志会長)は5月27日、豊見城市の平良公民館で「韓国・沖縄オンライン交流会」(韓国沖縄県人会との合同企画)を開催した。
 交流会では、沖縄県ソウル事務所の新里紹太所長の激励あいさつから始まり、沖縄側から高良青年会育成会メンバーによる韓国語での自己紹介の後、エイサー演舞を披露した。韓国側も自己紹介と文化の紹介があり、フリートークが行われた。
 参加した沖縄の子どもたちはこの日のために練習した韓国語を使って、自分の名前、通っている学校名、趣味などを韓国側の子どもたちや大学生に向かって画面越しに紹介した。
 韓国在住の県系人や沖縄関係者でつくる韓国沖縄県人会のイ・ヒョーウォン会長からは海外でもウチナーンチュの誇りを持つことの重要性や国際交流の意義などが語られ、子どもたちは真剣な表情で聞いていた。
 今回の交流会に向けて育成会のメンバーで韓国沖縄県人会にも所属している中学生講師のソン・ミンヨンさん、ソン・ミナさん、ソン・ミンジョンさんによる韓国語会話教室を4月から4回開催した。
 豊見城中学校3年生のソン・ミンヨンさんは「私がうまく教えられるかなという心配から始まったこの授業が、ただ言語を学ぶだけでなく、言葉に込められた韓国文化や沖縄と韓国の違いと共通点も教えながら進めたので、沖縄と韓国をつなぐきっかけとなる意義深い取り組みだったと思う。授業が終わった後に、楽しかった、役に立った、ありがとう、と声をかけてもらえてうれしかった」と達成感を口にした。(喜屋武幸弘通信員)