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基地返還後の姿 VRで 浦添、地権者対象に説明会


基地返還後の姿 VRで 浦添、地権者対象に説明会 VR上に作成されたキャンプ・キンザー返還後の町並みを体験する来場者=5月22日、浦添市
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 【浦添】浦添市は牧港補給地区(キャンプ・キンザー)内地権者を対象に5月22日、基地返還後の跡地利用のイメージをより具体的に抱いてもらおうと、バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)技術を活用した、同地区土地の先行取得説明会を開催した=写真。VR導入は初の試み。来場者は、VR上に作成された、軍用地返還後に現れる、市の新しい街を体感し、未来に期待を膨らませた。
 VR体験は1人5分程度。屋富祖の交差点からサンエー浦添西海岸パルコシティ方面に続くメインストリートや、高台に設けられた展望デッキからの、西海岸の眺望などが体験できた。
 牧港補給地区の返還予定面積は約270ヘクタールで、そのうち8割以上が民有地。市は跡地利用特別措置法に基づき、同地区の民有地30ヘクタールの取得を目標に先行取得事業を実施している。2023年度までに約19ヘクタールが先行取得されている。跡地利用のVRは、サンエー浦添西海岸パルコシティ2階の「docomo howlive Urasoe」で無料体験できる。(藤村謙吾)