【宜野座】宜野座村デイサービスセンター(金武司会長)で5月中旬、「こいのぼり」記念撮影会が行われた。かわいげに飾られた45匹のこいのぼりは、清涼感を漂わせながら「昭和の夏のアーケード街」の雰囲気で、懐古的な気持ちとなり癒やされる。
併設する宜野座村社会福祉協議会事務局よりデイサービスに通じる廊下は、利用者が日頃の手工芸活動を通じて制作された作品を鑑賞できる「アートギャラリー」で見る人を和ませる。
こいのぼりは、職員がビニール袋にスプレーで着色し、テープで本体を保護し作成した上から、利用者が自由にシールや貼り絵を施し、個性的に仕上げた。
こいのぼりには「まだまだ青春」「願寿」「ありがとう」など、利用者が今一番に伝えたいメッセージが添えられた。102歳の新里光さんは力強く「102」と書き込んだ。
職員も「来年はかぶとや吹き流しも一緒に飾りたい」と意欲的。津嘉山輝子さん(漢那区)は「幼稚園生みたいだね。かわいいさ」とほほ笑んだ。「平和」と記した長崎県出身の平田大海さんは「願うだけでは意味がない。行動してこその平和だ」と思いを込めた。
(池辺賢児通信員)
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こいのぼりと記念撮影 宜野座デイサービスセンター
![こいのぼりと記念撮影 宜野座デイサービスセンター](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/06/RS20240606G00126010100.jpg?resize=615%2C410&crop_strategy=smart)
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琉球新報朝刊
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